【男観察日記①】電車運転士 田中さん（仮名・31）お付き合い編

【田中さんとのお付き合い】

あるとき公園で「付き合ってほしい」と言われた。それまでとは違う関係になって、公園から駅まで帰る、ぎくしゃくしたあの感じ。

まさに新海誠も唸る青春の1ページである。

田中さんは「なんとなく怖いから」という理由でお下の方は避けたいと伝えると、心の準備ができるまで指一本入れて…いや触れてこないような、誠実な男であった。

彼とは例えイオンでも、駅のベンチでも、一緒にいるだけで楽しかった。

彼の家から私の家までは片道1時間はあったがいつでも駆けつけてくれ、その優しい笑顔で癒してくれる。

あるとき喧嘩をして2ヶ月間連絡を無視していたら、毎日私宛に書いたという手紙をまとめて渡された。一通一通、かなりの厚みがあった。ノアとアリーもびっくりである。

お付き合いは大学卒業直後まで、丸4年続いた。